こんにちは!テニスコーチ歴25年以上、これまでに初心者から全国レベルの選手まで、幅広い子どもたちを指導してきた「まーぼー」です!今回は私が現場で肌で感じてきた「うまくなる子」=「グングン伸びる子」たちに共通する特徴を、実体験をもとに紹介します。
子どもにテニスを習わせている保護者の方や、これから始めようかと考えているご家庭にも、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
1. 素直に話を聞ける子
まず最初に挙げたいのが「素直さ」です。これがあるかないかで、上達スピードは大きく変わります。コーチのアドバイスを一度で理解しようとし、言われたことをすぐに試してみる。その「まずやってみる」姿勢がとても大事です。
もちろん最初からうまくできるわけではありません。でも「でも…」「だって…」が口ぐせの子と、「わかった!やってみる!」の子では、半年後、1年後に大きな差が生まれます。
素直さ=吸収力。これはテニスだけでなく、人生全般に通じる大切な力だと感じています。
2. 継続力がある子
どんなに才能があっても、「続けられない子」はなかなか伸びません。テニスは短期間で急激に上達するスポーツではなく、地道な積み重ねがものをいいます。週1回のレッスンでも、1年、2年と続けることで技術も体力も大きく変わってきます。
時には「今日は乗り気じゃないな…」という日もあるでしょう。そんな時でも、なんとかラケットを持ってコートに立つ。その一歩が、大きな継続力に繋がります。
実際に全国レベルで活躍している子たちは、皆「コツコツ続ける力」に長けていました。
3. 家庭のサポートがある子
子どもの成長には、家庭の協力が不可欠です。道具の準備や送迎はもちろん、子どもが悩んでいるときに「大丈夫だよ」「よく頑張ってるよ」と声をかけてくれる親御さんの存在が、子どもの心の支えになります。
一方で、試合の勝敗に一喜一憂しすぎたり、過度に結果を求めたりすると、子どもはプレッシャーを感じてしまいます。親御さんが“味方”でいること、温かく見守るスタンスを持つことで、子どもは安心して挑戦できます。
こちらも参考にしてください!→親必見!子どもにテニスを習わせたいけど不安なあなたへ|よくある悩みと安心ポイントまとめ
4. 試合を楽しめる子
「試合は緊張する」「負けたら嫌だ」と感じるのは当然ですが、それでも試合を“楽しめる子”は強いです。上手くいかなくても、チャレンジしたことをポジティブに捉えられる子は、次に繋がる成長ができます。
試合は単なる結果発表ではなく、自分の練習の成果を試す場。プレッシャーを味方にできる子は、どんな場面でも自分の力を発揮できるようになります。
最初は負けが続いても、「やりたい!」「楽しい!」という気持ちを持ち続けられる子は、やがて勝てるようになります。



5. コミュニケーションが上手な子
テニスは一人でやるスポーツと思われがちですが、実は「人との関わり」がとても大切です。コーチや仲間とのコミュニケーションが円滑に取れる子は、練習の質も高くなりますし、アドバイスも理解しやすくなります。
また、試合相手へのあいさつやマナーを大切にする姿勢も、テニスを通して育っていく部分。技術だけでなく、人間力も磨けるのがスポーツの魅力です。
日々の「ありがとう」「お願いします」といった言葉遣いから、子どもたちの成長を感じられる瞬間がたくさんあります。
番外編:ラッちゃんから学ぶ“素直さ”と“癒し”の力
私自身、愛犬ラッちゃんと暮らす中で、毎日癒しと学びをもらっています。ラッちゃんは言葉こそ話しませんが、いつもまっすぐな気持ちで接してくれます。
落ち込んでいるときはそっと寄り添ってくれるし、元気なときは一緒にはしゃいでくれる。ラッちゃんのそんな姿勢から、「素直であること」「今を楽しむこと」の大切さを教えられています。
これは子どもたちにも通じることで、素直に気持ちを出せる子ほど、人との関わりも上手になり、結果としてテニスの上達にも繋がっていくのだと思います。



おわりに
テニスの上達には、「素直さ」「継続力」「家庭の支え」「試合を楽しむ心」「人との関わり」という、技術以外の要素が大きく関係しています。
それぞれの子どもたちに個性があり、成長のペースも違います。でも、どの子も“可能性のかたまり”です。その可能性を引き出してあげるのが、私たち大人の役割だと感じています。
これからも、子どもたちと一緒にテニスを楽しみながら、成長を見守っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!