犬が心を癒す理由:愛犬との生活がもたらすポジティブな変化

Instagramで繋がっているトイプードルのお恋さんが、お空へ旅立ったということでした。お恋さんは6歳の時に飼育放棄になった元保護犬の女の子です。ママのところで8年間幸せだったと思います。

Instagramでのママの投稿文

「お恋さんへ

ママの所に来て8年間幸せでしたか?

ママとパパは幸せいっぱい貰いました

きっと向こうで前に居たお家のおじいちゃんとおばあちゃんが待ってるよ

8年間の旅のお話をしてあげてね

沖縄の海や最南端の鹿児島

最北端の北海道と最東端の根室もね

ラジオ体操も教えてあげて毎日すると良いんだよって

一緒に見た沢山の景色と思い出をありがとうもっとお恋さんと旅がしたかったよ

お恋さんしばしのお別れです。

ママパパもそっちに行く日が来るから

そしたらまたラジオ体操付き合ってね

ありがとうがいっぱいです。

約束通りずっと最後まで側に居たからおじいちゃんの所へ送り届けたからね

これからもずっと1人じゃないよ」

ママの想いが伝わってきます…。勝手な思い込みですが、お恋さんもママもパパもみんなが出会えたことに感謝して、幸せだったと思います。今度会える日まで、お恋さんはお空から見守ってると思います。

別れは必ずやってくるもの。その時後悔しないことは無いと思いますが、その時が来るまでの1日1日を大切にしたいと思います。私自身のことですが、28年ほど前に父親が他界しました。寿司屋をしており、両親共働きだったため、一人っ子の私は小さい頃から犬と寝食を共にしてきました。高校を卒業してすぐに上京すると、両親と接することもほとんど無くなりました。そんな状態のまま父親は逝ってしまいました。「もっと話しがしたかった」悔やんでも悔やみきれない思いが込み上げてきました。そういう思いをなるべく感じないように毎日を過ごしたいと思いつつ、なかなかそうは過ごせていない自分がいますが、お恋さんもママもパパも素敵な8年間を過ごしていたんだなぁと感じました。私も「ラッちゃん」に感謝してもしきれないほどの癒しや力をもらっています。ラッちゃんは幸せなのだろうか?ラッちゃんが旅立つ時が来てしまったら、幸せだったと思ってもらいたいな…

犬が心を癒す理由には、いくつかの科学的および心理的な要因が関係しています。以下がその理由です。

1. オキシトシンの分泌
犬と触れ合ったり見つめ合うことで、人間の脳からオキシトシンが分泌されます。オキシトシンはストレスを軽減し、安心感や幸福感をもたらす効果があるため、犬とのふれあいが心を癒す要因となっています。私はラッちゃんの顔に顔をくっつけて匂いを嗅ぐと、なんとも言えない安心感があります😆
*オキシトシン
脳の視床下部で生成され、下垂体から分泌されるホルモンで、主に「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」として知られています。このホルモンは、人間の感情的な結びつき信頼共感ストレスの軽減などに大きく関与しています。

2. 無条件の愛と受容
犬は飼い主に対して無条件の愛情を示す動物です。人は日常生活で批判やプレッシャーを感じることが多いですが、犬はどんな時でも飼い主を愛し、受け入れてくれるため、その存在が心の安定に寄与します。一人で長い時間お留守番してた時も、忙しくてなかなか構ってあげられない時も、「ラッちゃん」と呼ぶと全身で感情を表現して寄ってきてくれるラッちゃん。疲れが一気に吹き飛びます!

3. ストレス解消とリラックス効果
犬と遊んだり、一緒に散歩することで身体を動かし、リラックス効果が得られます。運動はストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを下げ、精神的な安定をもたらすため、犬とのアクティビティが心に良い影響を与えます。ラッちゃんとの散歩は、散歩というかほぼ私のトレーニング?っていうほど走ります…しかし、最近は以前ほどの時間走ることが無くなったなぁと感じます。いつまで走って散歩できるのか…寂しい気持ちになります。コルチゾールについては下記に詳しく記載しておきます。

4. 社会的なつながりの促進
犬を飼っている人は、他の犬の飼い主や動物好きの人々と自然にコミュニケーションを取る機会が増えます。このような社会的なつながりが孤独感を和らげ、心の健康を保つ助けになります。ラッちゃんは、あまりこれには向かないかなと。お友達がいないんです…というか、お友達になれない、うまく遊べないんです…お友達ができると良いですが…。

5. 感情の安定と不安の軽減
犬の存在は感情の安定に大きく寄与します。特に不安障害やうつ病を抱える人にとって、犬の穏やかな態度や寄り添ってくれる姿勢が、安心感を提供し、不安を和らげる効果があります。心配事、悩み事があってもラッちゃんにくっついてると「何とかなるか」という気持ちになり、心が軽くなります。

6. ルーティンの確立による安定感
犬を飼うことで、毎日の散歩や食事の世話など、規則的な生活リズムが生まれます。このルーティンが精神的な安定感をもたらし、ストレスを軽減する効果があります。これもラッちゃんにはあまり当てはまりませんが、この効果もありますよね。ラッちゃんは不規則生活です…。
*ルーティーン
毎日や定期的に繰り返し行われる決まった習慣や作業の流れのことを指します。日常生活や仕事において、同じ時間や同じ手順で行われる行動がルーティーンです。例えば、朝起きて歯を磨き、朝食を食べてから仕事に行くという一連の行動も、ルーティーンの一例です。

7. 感情の共鳴
犬は人間の感情を敏感に感じ取る動物です。悲しい時や落ち込んでいる時、犬は静かに寄り添い、その存在が癒しとなります。犬との感情の共鳴が、心の癒しにつながる要因です。本当にそう感じます。ラッちゃんがいなかったら乗り越えられなかったことあると思います。

犬は人間の心に対して非常にポジティブな影響を与える存在であり、その癒し効果は多くの研究で証明されています。愛犬との時間を過ごすことで、ストレスが軽減され、心が癒されるのです。私もラッちゃんに毎日癒され、力をもらっています。

また、動物が持つ力というと、アニマルセラピー(ペットセラピー)という言葉があります。アニマルセラピー(ペットセラピー)とは、動物との触れ合いや交流を通じて、心身の健康を促進する治療法やサポートのことを指します。具体的には、動物と触れ合うことでストレスを軽減したり、心の癒しやリラックスを促したりする効果が期待されます。セラピーに使われる動物には、犬や猫、馬、イルカなどが一般的で、個々のニーズや状況に応じて適切な動物が選ばれます。

アニマルセラピー(ペットセラピー)の主な効果として、以下が挙げられます:

  1. ストレス軽減:動物と触れ合うことで、心が落ち着き、ストレスホルモンの分泌が減少。
  2. 感情の安定:動物との交流は孤独感を和らげ、気分を向上させる助けになる。
  3. 身体的なリハビリ:特に馬に乗るセラピー(ホースセラピー)は、筋力強化やバランス感覚の向上に効果あり。
  4. 認知機能の向上:特に高齢者や認知症の方に対して、動物との触れ合いは認知機能を維持・向上させる効果あり。

アニマルセラピー(ペットセラピー)は、精神的な病気や障がいを持つ人々、病院や介護施設にいる高齢者、または特別なケアが必要な子どもたちなど、多様な対象者に実施されています。感じる人、感じない人、賛否両論あると思いますが、私自身は、こういった効果はあると思います。「ラッちゃん」にくっついているだけでめっちゃ落ち着きます!ありがとう「ラッちゃん」!

お留守番だと分かると、大好きなオヤツも食べれないほど落ち込みます…😢お留守番もいつもありがとね、ラッちゃん。

コルチゾール
主に副腎皮質から分泌されるストレスホルモンとして知られています。このホルモンは、身体がストレスに対応する際に重要な役割を果たしており、特に緊急時に身体のエネルギーを確保し、危険に対処するための準備を整えるために分泌されます。しかし、長期間にわたり高いレベルでコルチゾールが分泌されると、健康に悪影響を及ぼすことがあります。以下に、コルチゾールの主な役割と影響について説明します。

1. ストレス反応の調整
コルチゾールは、身体がストレスに直面した際に**「戦うか逃げるか」反応**を引き起こすホルモンです。ストレスを感じると、脳が副腎にコルチゾールを分泌するよう指示し、心拍数の上昇や血糖値の増加を促して、エネルギーを一時的に高めます。これにより、緊急事態に迅速に対応できるようになるのです。

2. 血糖値の調整
コルチゾールは、体内の血糖値を調整する役割も果たします。ストレスを受けたときに、肝臓がグリコーゲンをブドウ糖に変換して血糖値を上昇させるため、身体がエネルギーを利用しやすくします。しかし、慢性的にコルチゾールが高い状態が続くと、インスリン抵抗性が高まり、糖尿病のリスクが増加する可能性があります。

3. 炎症の抑制
コルチゾールは、身体の炎症反応を抑える働きもあります。短期的には、過剰な炎症を抑えることで、感染やケガから身体を守るのに役立ちます。これが理由で、医療の場ではコルチゾールを基にしたステロイド薬が炎症性疾患の治療に使用されることがあります。

4. 免疫機能の調整
コルチゾールは、免疫系を一時的に抑制することで、過剰な免疫反応を防ぎます。しかし、コルチゾールのレベルが高い状態が続くと、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなったり、傷の治りが遅くなることがあります。

5. 長期的なストレスの影響
短期的なコルチゾールの分泌は身体を守る役割を果たしますが、慢性的なストレスが続き、コルチゾールが長期間高いレベルで分泌されると、以下のような健康リスクが生じます。

  • 体重増加:特に腹部に脂肪が蓄積しやすくなる。
  • 不眠症:コルチゾールの分泌が乱れることで、睡眠サイクルが妨げられる。
  • 免疫力低下:病気にかかりやすくなる。
  • 高血圧や心臓病:血圧や心拍数の増加が長期間続くことで、心臓に負担がかかる。
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