就職もしないでふらふらしてた頃、何か仕事をしなくてはと思いなんとなく軽い気持ちで始めたテニスコーチ。かれこれ30年近くになります。一応今までの指導実績としては、全国レディース優勝、全日本ジュニア準優勝、インカレ出場、インターハイベスト4、全日本ベテラン出場などの選手輩出、育成。ジュニア育成や競技テニスも素晴らしい世界ですが、今日はテニスの健康への効果について書きたいと思います。
個人的にテニスが身体に良いなと思うことは、大きく分けて3つあると思います。
①コミュニケーションによるストレス解消
テニスは「初心者から中級者、上級者、すべてのレベルで会話があ理、」テニスをしながらコミュニケーションが深まる。自然な形でつながる」テニスは、仲間と一緒にプレイや試合を楽しむことでストレス解消になり、心理的効果が高まる。メンタルヘルスの向上が寿命の延伸に繋がる。過去の研究データで社会的孤立は平均寿命を下げるとあった気がしますが、テニスは仲間と笑顔で過ごすことが長寿の大きな要因。
②適度な運動
テニスは、インターバルトレーニング効果が高く、有酸素運動能力(持久力)を改善する。試合ではポイントを取るために、ダッシュの連続によるラリーの後、短い回復時間があり、次のポイントに移るという運動を繰り返している。中高年テニスプレイヤーはダブルスが中心で、ダブルスは2人でプレイすることにより、動くスペースが比較的狭く、無理なく運動を継続することが可能。
③考える
テニスに限らずですが、継続的実施により経験知が身に付く。その結果、相手のフォームと打球音、打点位置によってネットを超えてくるボールのスピンやスピード、コースを予測するようになり、次はどこに打とうとか、どうやってポイントを取ろうなどを頭で考えてプレーする
以上の3点が、テニスが健康に良い影響を与える大きな要因かと思います。
2017年5月に行われた、オーストラリアと英国の研究グループによるスポーツに関する研究報告によると、テニスをする人は死亡率が低く、寿命が長いという結果が出ています。
【テニスをする人と運動をしない人の平均寿命の差は、なんと…9.7年!】
人生100年時代といわれる今日において、日常生活が制限されることのない健康状態を維持し、自分らしく過ごすために、「健康寿命の延伸」への関心が高まっています。
①テニスを含めたラケットスポーツをする人は、全く運動しない人と比べて死亡率が47%少なく、他のスポーツ種目と比べると最も低いことが明らかになりました。
②運動習慣のない人とある人の寿命を比較した研究では、運動習慣のある人は平均寿命が長く、その中でも特にテニスを習慣化している人は9.7年と最も長いことがわかりました。
因みに、健康寿命とは、日常生活に支障をきたすことなく、自立して生活できる期間のことを指します。言い換えれば、介護や医療の助けを必要とせずに、自分の意思で活動できる期間です。健康寿命を延ばすことは、高齢化社会において重要な課題となっており、身体的な健康だけでなく、心の健康や社会的なつながりも含めた総合的な健康が求められます。
日本では、平均寿命と健康寿命の差が存在し、この差を縮めることが健康増進政策の一環として注目されています。健康的な生活習慣を維持し、定期的な運動やバランスの取れた食事、ストレス管理、社会参加などが健康寿命を延ばすために推奨されています。
テニスは何歳になっても楽しめるスポーツです!
テニスをして、健康で楽しい人生を歩みましょう!