〜茶色いモフモフ、命の戦い〜
序章:おやつは戦いだ
犬とおやつの関係って、たぶん人間でいうと——
「給料日」と「ボーナス」と「宝くじ当選」が同じ日に来るくらい大事件だと思うの。
あたちはトイプードルのラッちゃん。
茶色いモフモフの毛並みと、愛くるしい(自分で言う)つぶらな瞳を武器に、日々のんびり暮らしている。
…が!
おやつの時間だけは豹変する。
普段のあたちは「まぁまぁ落ち着いてるお嬢さん」風だけど、おやつの匂いが漂った瞬間、
頭の中はおやつ一色。
普段の性格?品格?そんなものはどこかに置いてくる。
そして何よりの難関は、飼い主のまあという存在。
まあは優しいけど、おやつをくれる時は「焦らし戦法」の達人。
「待て」とか「おすわり」とか、あたちの忍耐力を極限まで試してくる。
今日も…その時がやってきた。
あたちとおやつ、そしてまあとの壮絶なバトルの始まりよ——。
第一幕:発見

👁 あたちの心の声
「見えたっ!あれは…おやつだ!間違いない!」
袋のカサカサ音は、犬にとっては召喚の呪文みたいなもの。
しかも今日はあたちの大好物。香りだけで種類がわかる。
鼻センサーは、今フル稼働中。
前足が自然と上がり、二足歩行モードに突入。
人間から見れば「かわいい立っち」だけど、これは戦闘の構え。
足先の筋肉まで総動員して、少しでも視界と距離を稼ぐのがポイント。
💡 犬豆知識
トイプードルって、小型犬の中でも二足立ちが得意な犬種の一つなのよ。
バランス感覚がよくて、筋肉も意外としっかりしてるから、数秒くらいなら立っていられるの。
ちなみに、これを毎日やってると太もも周りがちょっとムキムキになる(あたち調べ)。
ナレーション:
ラッちゃん、標的を捉えた。距離は約50センチ。
静寂の中、聞こえるのは袋のカサカサ音と…あたちの心臓の鼓動だけ。
第二幕:接近




👁 あたちの心の声
「あとちょっと…
鼻の先におやつが近づくたび、心拍数が上がる。
しかし油断は禁物。
まあは時々フェイントをかけてくるからだ。
一歩踏み出した瞬間、「おすわり」って言われることもある。
そこであたちは、にじり寄る戦法を選択。
鼻をピクピクさせながら、じわじわと距離を詰める。
この動き、完全に野生のハンター。
💡 犬あるある
おやつを見せびらかされると、犬は「舌ペロペロ+鼻ヒクヒク」モードに入る。
これ、反射みたいなもので、本人(犬)的には抑えられないの。
第三幕:雄叫び


👁 あたちの心の声
「もう待てない!渡せーーー!」
限界突破。
あたちの口は全開、目は真剣そのもの。
背景には赤い炎が燃え盛っているイメージ。
まあ:「ちょ、ラッちゃん顔怖いって」
あたち:「これは真剣な顔なの!おやつのためなら可愛さも封印するの!」
ナレーション:
この瞬間、BGMは戦隊ヒーローのクライマックス。
「ジャーン!」という効果音が脳内で鳴り響く。
第四幕:必殺技



👁 あたちの心の声
「必殺!大口アタックーーー!!」
後ろ足のバネをフル活用してジャンプ!
口はおやつサイズに完全カスタム。
着地のことなんて考えてない。目の前のおやつ、それだけが全て。
擬音:パクーーーッ!!
💡 犬のジャンプ力
小型犬でも自分の体高の2〜3倍くらいは軽く飛べるの。
あたちはそれ以上…たぶん飼い主の腰くらいまでジャンプできる。
第五幕:視線攻撃



👁 あたちの心の声
「まだ?まだなの?」
ここで戦術変更。
おやつを見つめ続ける「ジーーーー攻撃」に切り替える。
この作戦、あたちの成功率はほぼ100%。
人間は犬の「うるうる目」に弱い生き物だから。
まあ:「…そんな目で見てもあげないよ」
あたち:「(3秒後)ほら、あげたくなったでしょ?」
第六幕:鼻の支配力



👁 あたちの心の声
「スンスン…はぁ〜、いい香り…」
おやつを鼻先まで持ってこられたら、もう耐えられない。
香りが脳まで直撃して、思考回路は完全停止。
💡 犬の嗅覚豆知識
犬の嗅覚は人間の100万倍以上。
匂いを「味の一部」として感じてるから、香りだけでヨダレが出る。
ナレーション:
鼻のドアップは、見る者すべてに「早くあげてやれ…」という同情心を芽生えさせる。
第七幕:フィニッシュ






👁 あたちの心の声
「ペロッ…ごっつぁんです!」
やっと口に入ったおやつ。
その瞬間、全身の力が抜け、幸福感が全身を駆け巡る。
まあ:「おいしい?」
あたち:「おいしいに決まってるじゃない!もっとちょうだい!」
エピローグ
おやつのためなら、あたちは何度でも戦う。
そして今日も——あたちの勝利で幕を閉じた。